消費者の商品やサービスに対する情報源がWebを中心としたものになっている今、様々な業界でWebマーケティングが行われています。そして、当然のごとく、Webマーケティングに関する営業を受ける企業も増えています。Webマーケティングの業者は、「集客に課題はありませんか?」「広告で成果を出しませんか?」などと企業の課題を解決するために様々なソリューションを打ち出してきます。
しかし、それほどのソリューションを持っているにもかかわらず、Webマーケティングで成果を上げている企業と、そうでない企業がいるもの現実です。

今回は、そのような業者の営業トークに騙されず、しっかりとした業者が選べるポイントを解説します。

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営業マンのトークに惑わされずに、3つの問いに答えられるかを見極めることが重要

まず、Webマーケティングでは、何も問題がなく、思い通りに進むようなケースはまれです。大なり小なり、Webサイトやコンテンツを改善しながら、ユーザーや顧客の信頼を掴んでいくものです。しかし、現実問題として、「課題はあるものの、一体どこの業者に任せれば良いのかわからない」、「乗り換えるにしても、どこの業者に乗り換えればよいのかわからない」、そんな悩みを抱える企業が増えていると聞きます。

業者の中には、小手先のテクニックで短期的な成果を上げ、それをアピールしてくる業者もいます。そのような時には、営業マンのトークに惑わされずに、これから紹介する3つの問いを投げかけ、しっかりとした答えが業者から返ってくるのか見極めることが重要です。もし答えに窮するような業者であれば、それは避けた方がよいでしょう。

①タスクのプロセスを明確に提案してくれるか

コンテンツの制作にしても、マーケティングにしても、小手先のテクニックでソリューションを提供している業者も存在します。そういう業者に限って価格が安いため、魅力を感じる企業も多いようですが、やはり値段なり、その品質が高いとはいえないケースが多いようです。

重要なのは、クライアントの課題に向き合い、その課題を解決するための戦略を構築し、明確なプロセスを提案できるかどうか。

例えば、一口にSEO対策で検索順位を上げると言っても、クライアントの目的が集客のためなのか、ユーザーの再訪を促し、ファン化させるためなのか、顧客へのコンバージョンを狙うためなのかで、それぞれ検索のキーワードが変わってきます。

クライアントは○○業界だから、という単純なキーワード選定では、検索順位も上がらなければ、クライアントへの問い合わせも増えません。
安易な提案をしてくる業者ではなく、クライアントの課題がどこにあり、その課題の解決のためにどのようなプロセスを取るのか、具体的に提案できる業者を選ぶことが大切です。

②広告管理画面を開示してくれるか

広告会社はごまんとあり、その中から自社のマーケティングで成果を出してくれる業者を選ぶのは一苦労です。業者の営業マンはこぞって広告運用に長けていることをアピールしてきますが、業者と自社の間で広告運用に関する情報をどこまで共有することができるのか見極めることが重要です。

業者が実績や成果をアピールする際に、広告運用の数字を提示する会社は多くあります。しかし、毎月の運用レポートだけでなく、その数字の元になるデータの管理画面まで見せてくれる業者は少ないようです。知識がないまま管理画面を見てもよくわからないという部分はあるものの、その手間を省かず、レポートの数字がどのようにはじき出されているのかを説明してくれる業者の方が信頼関係を築きやすいでしょう。

情報に関して、わからないからとブラックボックス化するのではなく、丁寧に説明できる業者を選ぶためには、広告の管理画面という業者にとっての内部情報を開示できるか求めることで、業者がどのような対応をするのかで判断することができます。

③アフターフォローは万全か

Webマーケティングでは、Webサイトを訪れたユーザーや顧客のアフターフォローができなければ成果が上がりません。それは運営側にも同じことがいえます。

Webサイトの立ち上げの際には熱心だったのに、サイトが立ち上がった後はやりっぱなしで、毎月のレポートや重要な連絡もメールのみ、契約後に業者の担当者が一度もクライアントに訪問しない、という業者も多いようです。

クライアントが担当者とWebサイトの運営について話している中で浮かぶ要望もあれば、見つかる課題が多いのも事実です。
Webマーケティングの方向性やWebサイトの運営方針について、クライアントと業者の間でギャップができていないか確認することも大事なことです。

そのためには、どのような体制でアフターフォローをしていくのか、業者にしっかりと尋ねる必要があります。Webサイトの更新頻度やサイト運営のスタッフ構成、もし運営を下請けに出す場合は、下請け企業や請け負う個人の属性など、確認しておくべき情報は多数あります。このような細かな粒度の質問に対して、誠実に答えてくれるかどうかも業者選びの判断基準の一つとなります。

悩みや課題を一緒に解決しようと長期的かつ継続的に取り組む業者の選定が重要

Webマーケティングで重要となるのは、短期の集客を見込んだ小手先のテクニックではなく、継続的な成果を狙える中長期的な戦略やプロセスです。業者の営業マンは見栄えのいい数字を強調してきますが、必ずしもそれがWeb マーケティングの成功につながるわけではありません。実績は確かに重要ですが、同じ業種のクライアントだからといって、同じやり方で成果を出せるとは限らないためです。

今回紹介した3つの問いは、そのような安易な考えを持ち、小手先のテクニックを駆使する業者の甘言に騙されることなく、適切な業者を選んでもらうためのものです。
Webマーケティングにおいて、自社の悩みや課題を一緒に解決していこうとする姿勢や、そのための信頼関係を築けるのかどうかを見極めることが、これから業者を選ぶ上で求められてくるのだと思います。