SEO対策はWebマーケティングにおいて重要な役割を果たす施策の一つです。ユーザーにとって価値のあるサイトも、閲覧されなければ価値を発揮しません。したがって各社が課題解決の一手として始めるのがSEO対策。しかし、SEO対策はサイトの失敗を招く一手になることもあります。失敗する多くの原因は、サイト運営者側の意識が集客に集中してしまうこと。本来、SEO対策とはサイトの目的を叶えるための一つの手段でしかありません。Webマーケティングは成果を追求し続けなければならないのです。今回はSEO対策における戦略の立て方と注意点について解説いたします。

SEO対策の目的を明確にする

SEO対策を実施する目的は大きく分けて二つに分けられます。ユーザーからの認知獲得、または問合せ獲得です。認知と問合せのどちらを優先させるかによって、狙うべきキーワードの選定方法も変わります。それぞれの考え方について解説します。

認知獲得のためのSEO対策

認知を得ることを目的とする場合、ユーザーとの接点をどれだけ増やせるかが重要です。よって、検索される回数が多いキーワードにてSEO対策を行います。自社商材と関連性のあるキーワードを選定していることは大前提です。

また、サイトの認知ではなく、商品・サービスの認知を獲得したい場合はSEO対策をするだけでは成果には繋がりません。記事内にバナーを配置することやポップアップ表示機能をつけるなど、検索上位化だけでなく、流入後の訴求方法について合わせて企画・実施する必要があります。

問合せ獲得のためのSEO対策

Webマーケティングによって問合せを獲得するには、ニーズが顕在化しているユーザーをサイトに呼び込む必要があります。ニーズが顕在化すると、検索方法に変化が生まれます。

例えば、整形外科クリニックのWebマーケティングを実施しているとします。膝の痛みに悩む患者に来院してもらうためにSEO対策を実施する場合、「膝 痛み」と「膝 痛い 病院」、どちらのキーワードを狙うべきでしょうか。

答えは「膝 痛い 病院」です。原因を調べているときの検索キーワードが「膝 痛い」であることに対し、行動に移すときの検索キーワードは「膝 痛い 病院」になります。

キーワードが複雑になるため検索される回数は減りますが、行動が明確なため、成果に繋がりやすくなります。問合せ獲得を目的にサイトを運用しているのであれば、行動が明確になった段階のユーザーから集客するのが定石です。

検索一位が取れても大きな意味はない

比較検討される商材であれば検索順位が一位でなくとも、ユーザーに発見される可能性は高くなります。高額商材になればなるほど、人は比較検討にかける期間が長くなるものです。目的に合わせて幅広く情報を集めたのちに、購入するか否か、どこで買うかを決定します。

もちろん一位であるに越したことはありません。しかし、最重要となるポイントは、比較検討中のユーザーを惹きつけることです。

よくある失敗ケース「ネットリサーチ」の上で作成したコンテンツの配信

ネットリサーチのみで作られるコンテンツに価値はありません。効率的に思えますが、他社との差別化が図れないことは明白です。また、ありきたりな情報では、発信者のことはユーザーの記憶に残りません。

ビジネスにおいて他社との差別化は重要です。差別化に必要なのは独自性(オリジナリティ)が必要になります。取材は独自性のあるコンテンツを作る一つの方法です。取材を実施することによって、ネット上には出ていない最新情報や裏事情、当人にしか知り得ない情報が引き出されます。

また、専門家が執筆する、もしくは監修となり、制作することも良いでしょう。独自の情報を掲載すればユーザーは好奇心や関心を高め、専門家や著名人による監修・執筆であるコラムであれば、記事の信頼性が高まります。

「ユーザーにとって価値のあるコンテンツ」を目指すこと

Googleは「ユーザーにとって価値のあるコンテンツ」が検索上位化されると提唱しています。小手先のテクニックを用いたSEO対策は無意味になる、という意味でもあります。

今後SEO記事を制作するのであれば、ユーザーが求めている情報を提供することに加え、オリジナリティにあふれ、唯一無二のコンテンツを提供することを意識しましょう。

まとめ

  • SEO対策は、認知獲得と問合せ獲得のどちらを目的にするかによって戦略が異なる。前者の場合はユーザーの多くが検索するキーワードを、後者の場合は行動に移すときに検索されるキーワードを狙う必要がある。
  • ネットリサーチで作成したコンテンツでは検索エンジンで上位であっても、他社との差別化ができず、ユーザーにとって魅力がない。取材や専門家が監修するなど、こだわりを持った制作をしなければ効果はない。