世の中のオウンドメディアから魅力的なコンテンツをピックアップ。コンテンツ制作のノウハウを学び取る『幻冬舎式コンテンツ研究』。今回は高卒採用Labの「高卒社員を指導してもうすぐ3年。上司目線で育成する奮闘の日々を振り返る」というコンテンツを取り上げたいと思います。

高卒採用Labは、高校生の就職や採用に関するニュースのまとめや解説を掲載。同時に独自に調査した事例や高校生・高校の先生・企業の採用担当者などへのインタビューなどを紹介し、さまざまな視点から「高校生の採用」を追及しています。運営元の株式会社ジンジブは、高卒採用Labのほか、高校生向け求人サイト「JOBドラフト」や、高校生活に関する情報サイト「ドラフトカフェ」を展開し、卒業とともに就職を考えている高校生と採用する企業に向け情報を発信しています。
それでは早速今回取り上げる記事の構成とねらいについてくわしく見てきましょう。

担当者の悪戦苦闘が共感を生む


該当記事は、高校を卒業したばかりの3人の部下の教育を担当した担当者の経験談になっています。予想外のできごとも多く、彼らを一人前にするまでの悪戦苦闘した思い出をつづっています。記事に登場する担当者は、高卒社員に対して押し付ける教育は避け、彼らを理解し、仕事に生かせる方法を模索しながら実践していきます。世代間の常識のちがいや大卒への教育とのちがいなども踏まえて、担当者が試行錯誤し、実践した結果、彼らが無事社会人として一人前になった様子がわかり、記事を読み終えると、一種の成功談を読んだような爽快感も味わえます。

リアリティのある内容で興味深く読みすすめられる


記事の内容は、少し考えると「こういうことってあるな」という「あるあるネタ」のようなエピソードが多く、リアルな現場の様子がひしひしと伝わってきます。自分も体験しうる経験談だからこそ、ユーザーは興味を持ち、企業サイドのビジネスマンは記事に登場する教育担当者の気持ちになり、高校生側は採用されたフレッシュマンたちに同化してスムーズに読みすすめられます。
記事の終盤になり、経験から担当者が学んだことを箇条書きになっているのも便利で、記事の情報を整理して最終的にポイントをつかんで理解でき、就職をひかえた高校生や学生を送り出す教員(学校)、高卒社員を採用する企業といった三者いずれの立場にとって有益といえます。

まとめ

  • 記事に出てくる担当者は、自分の立場や考えを押し付けるのではなく、教育するほうの高卒新卒者の立場に寄り添った姿勢が好印象を与える。
  • 臨場感が伝わってくる内容で、高校生、学校、企業とそれぞれの立場にいる人間が同化しやすく、実践の際にも参考になる記事といえる。