世の中のオウンドメディアから魅力的なコンテンツをピックアップ。コンテンツ制作のノウハウを学び取る『幻冬舎式コンテンツ研究』。今回は、お金にまつわる身近な情報を発信するオウンドメディア「サバイブ」の「SBI証券でiDeCoについて聞いてきた【教えて!えらいひと】」というコンテンツをご紹介します。

サバイブは、WEBメディアの運営やWEBマーケティングのサポートを行うセクシーモ株式会社が運営する、「お金の情報格差をなくしたい」というキャッチフレーズの下、比較的身近なお金に関する情報を発信しているサイトです。
現在はアフィリエイトプログラムにより運営されているため、サイト内の記事は内容を重視したものとなっています。記事1本1本のボリュームもかなりあり、読み応えのあるコンテンツとなっているのが特徴です。一見するとおふざけ系のサイトのような印象を受けますが、それはユーザーの間口を広げるためであって、良質な記事を提供することで、ユーザーをファン化させるのが狙いだと思われます。

では、この記事がどのような見せ方でユーザーの興味を引き、ファン化を狙っているのか、2つの点に注目して見ていきたいと思います。

親しみやすさに舵を切ることもあるが、ユーザーの代表として真摯に取材を行うことで、信頼につなげている

まず、この記事の特徴は、如何にユーザーへの敷居を下げるかという点に配慮された記事構成にあります。
記事自体は、「iDeCo」についてSBI証券の執行役員に取材をするという堅めの内容になっているのですが、それをユーザーにわかりやすく伝えるためにはどうすればよいのかということが考え抜かれた記事となっています。
ちょっとしたユーモアを交えた対話形式の構成になっているために、記事の内容に堅さは感じませんが、SBI証券の国内での立ち位置からその特徴の説明に始まり、iDeCoの実績や商品ラインナップの紹介と、本格的なインタビュー記事となっています。
iDeCoのデメリットにも切り込んでおり、ユーザーの不安を解消するような質問の流れが印象的です。
このように、ユーザーの代表として真摯に取材を行っている姿をうかがわせることで、ユーザーの信頼を獲得しているのだと推測されます。

目的別の関連記事など、ユーザーのフォローをしっかりとすることで、サイト全体の信ぴょう性を高めている

 また、さらにテーマを掘り下げることで、ユーザーの興味を引きつけようとしているのも、この記事の特徴です。
iDeCoに関する内容が中心ではあるものの、最終的にはNISAや投資そのものについての考え方にまでテーマを広げており、タイトルで興味を持ったユーザーにとってはお徳感を覚える記事構成になっています。
SBI証券でiDeCoを始める方法を記事の最後にフォローするだけでなく、iDeCoの節税効果やNISAとの比較など、目的別の関連記事を紹介しており、単なるエンタメ系サイトではないことをうまく訴求できています。
こうした取り組みにより、サイト全体の信ぴょう性が増し、ユーザーのファン化につながっているのだと見られます。

まとめ

  • ユーモアを交えた対話形式の記事構成でユーザーに親しみやすさをアピールしつつも、内容面では、ユーザーの代表として真摯に取材を行っている姿を見せることで、信頼につなげている
  • タイトルの内容だけでなく、さらにテーマを掘り下げることで、ユーザーにとってより有益な記事となっている。加えて、関連記事などでしっかりユーザーをフォローすることでサイト全体の信ぴょう性を高めている