今回はLIFULL HOME’Sの「不整形地でつくる、デザイン工務店の“自由な住まい”5景」をご紹介します。

LIFULL HOME’Sは、株式会社LIFULLが運営する、あらゆる不動産・住宅情報を掲載することを目指したサービスサイトです。
このサイトでは、物件情報の検索以外にも、「住まいのお役立ち情報」や「LIFULL HOME’S PRESS」といったカテゴリーで、住まいに関するノウハウや最新トレンドを提供するなど、様々なコンテンツが公開されています。
建物を建てづらい「不整形地」でも、工務店が知恵を絞ることで、いかに素敵な住宅を建設できるかを事例とともに解説することで、“あらゆる不動産・住宅情報を掲載する”という自社の強みをユーザーにアピールしているのだと思われます。

では、この記事がどのような手法で構成され、どのような狙いを持つのか、2つの点に注目して見ていきたいと思います。

間逆のイメージを持つ言葉を並べることで、ユーザーの好奇心を刺激している


まず、この記事の特徴は、ハンデとなりかねない「不整形地」という単語をあえて使うことで、内容の「自由さ」を強調している点にあります。
不整形地は不動産・住宅情報の中で触れてしまうと、建物が建てづらいという従来のイメージが先行するため、ユーザーにスルーされる可能性があります。
しかし、ノウハウ情報で記事化し、タイトルで不自由な「不整形地」という単語と「自由な暮らし」という間逆の言葉を並べることで、ユーザーの好奇心を刺激する一要素として活用しているのです。
加えて、記事の導入部分でも「土地選びの難しさ」と「理想の暮らしを叶えてくれる」という言葉が太字で記載されており、ユーザーに期待感を持たせ、記事へと引き込むことに成功しています。

サイト・ユーザー・工務店の3者にとって有益なコンテンツとなっている


また、事例という具体的な解決策を見せることで、土地の形状に悩むユーザーにとって実用的な意味を持つことになっているのも、この記事の特徴です。
豊富な画像を見せながら建物のコンセプトを詳しく解説することで、不整形地に対する不安を吹き飛ばす狙いがあるのだと見られます。
施工事例はすべて株式会社ビー・ツーという工務店のもので、ページには同社のサイトへのリンクが用意されていますが、リンクで飛んだ先のページは建物の基本情報と画像で構成されているため、詳しいコンセプトはこの記事の方がよくわかる作りとなっています。
不動産・住宅サイトが工務店に代わり、建物の魅力を発信することで工務店へユーザーを誘導、誘導されたユーザーは工務店により理想を叶えた家作りを実現できる、工務店の協力により良質なコンテンツ作成が可能になる、といったシナジー効果を生み出すことに成功して記事だと言えるでしょう。

まとめ

  • 「不整形地」と「自由な暮らし」というイメージが相反する言葉を並べることで、不整形地をハンデではなく、ユーザーの好奇心を刺激する要因として活用している
  • 工務店の協力により不整形地に建てられた住宅を豊富な画像とともに紹介することで、ユーザーに実用的な解決策を提示している。これにより、不整形地に悩むユーザーを当該工務店へと誘導することができているため、3者にとって有益なコンテンツとなっている