今回はCAREER HACKの「財務諸表が読めて、デザインもできる。『ビジネスデザイナー』が求められる時代へ」をご紹介します。

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該当記事では、まだ日本では馴染みのない「ビジネスデザイン」という考え方を標榜する人物へのインタビューになっており、昨今のビジネス関連記事で見かけることの多い「デザイン思考」を紐解く内容となっています。
多くの人間にとって未知の職種である「ビジネスデザイナー」を紹介することで、ユーザーの挑戦意欲に火をつけ、自社サービスへの登録を狙っているのだと見られます。

では、この記事がどのような手法で構成され、どのような狙いを持つのか、2つの点に注目して見ていきたいと思います。

ユーザーの目にとまるキーワードをうまく活用することで、ユーザーを記事に引き込む


まず、この記事の特徴は、キーワードをうまく活用することで、ユーザーの興味を引いている点にあります。
最もわかりやすいのは記事のタイトルで、「財務諸表」と「デザイン」という相反するイメージを持つ言葉を並べることで、ユーザーの違和感を刺激し、それをそのまま記事への興味につなげています。「デザイン思考」というホットワードを安易に使うのではなく、記事の内容に落とし込んでいるため、ユーザーは記事に意外性を感じ、煽りつつも興味を持たせることに特化したタイトルを不自然なものだと感じさせなくしています。
他にも、「MBAからMFA(Master of Fine Art)へ」という見慣れないインパクトのあるキーワードを本文に入れ込むことで、この記事が「ビジネスデザイナー」という新しい知見の紹介であることを強く印象付けています。

カタカナ表記の特性を利用することで、ビジネスデザイナーの「新しさ」を印象付ける


また、ビジネスデザイナーの「新しさ」に主眼を置かれた記事構成になっているのも、この記事の特徴です。
日本語表記の特性として、漢字は旧来から存続するものを示し、カタカナは新しく入ってきたものという印象を与える傾向があります。
タイトルの「財務諸表」と「デザイン」という対照表記にも、新しい価値観が現状を打破するというメッセージが暗に示されているのだと推測されます。
そして、本文中でもあえてカタカナを多用することで、シンプルに内容を伝えることよりも、新しさを強調する方に力が割かれています。
新しいことに挑戦するというサイト全体のテーマを記事の構成にうまく反映させることで、ユーザーの挑戦意欲に火をつけ、自社のサービスへの登録を狙っているのだと思われます。

まとめ

  • 「財務諸表」や「デザイン」、「MBAからMFAへ」といったユーザーの目にとまりやすいキーワードをうまく活用することで、ユーザーの興味を刺激して、記事に引き込む
  • 新しく入ってきたものという印象を与えやすいカタカナ表記を利用することで、ビジネスデザイナーが新しいことに挑戦する職種だと印象付けている