今回は乳がん患者に必要な情報を発信するオウンドメディア「ブレケアガーデン」をご紹介します。

ブレケアガーデンは、「hhc(ヒューマン・ヘルスケア)」を企業理念に掲げるエーザイ株式会社が運営するオウンドメディアです。

「わたしらしい暮らしを楽しむ乳がんの方のためのサイト」というテーマの通り、サイト内でエーザイの商品が紹介されることはなく、むしろ闘病中の暮らしに関する情報に重点が置かれた作りとなっています。エーザイの企業理念の下、乳がん患者とその家族の生活者としてのベネフィットを向上させることで、ユーザーの信頼を獲得し、自社のブランディングを高める狙いがあると推測されます。

では、ブレケアガーデンが乳がんの治療中・治療後に感じる様々な悩みに対してどのようなサポートをしているのか、以下の2点に注目してみたいと思います。

2つの点に注目して見ていきたいと思います。

闘病中の患者が前向きに生活できるような情報を発信している

 まず、このサイトで注目するべきなのは、「ビューティ」「ファッション」「レシピ」「リラックス」といったコンテンツの並びです。医療系のオウンドメディアは、病気の基礎知識や対処、予防といった情報を中心とした作りになりがちですが、ブレケアガーデンでは、乳がんで闘病中の患者に対して、いかに普段の生活を楽しむかというスタンスでコンテンツが用意されているのが特徴です。
ウィッグや下着などおしゃれを楽しむための情報が豊富な画像と共に提供されており、ユーザーの気持ちが前向きになるように配慮されています。

食事などの身近な悩みを紹介することで、ユーザー同士の体験の共有につなげている


また、「みんなの声」というコンテンツでは、専門家のQ&Aや乳がん経験者の座談会、アンケート調査などの情報が発信されています。
ここでも乳がんという病気そのものにスポットライトを当てるというよりも、味覚の変化や闘病中の食事の話などが中心になっており、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の維持・向上を第一としたサイトのテーマを強調した作りとなっています。
他にも、座談会やアンケートを使って、闘病中に悩んだことや困ったこと、あったらいいと思った情報などを、ユーザー同士で共有することを目的としていることがうかがえます。

まとめ

  • 「ビューティ」「ファッション」「レシピ」「リラックス」といったコンテンツを用意することで、病気に悩むユーザーが生活を楽しみ前向きになれるような作りになっている
  • 食事など身近で悩んだことや困ったこと、あればいいと思った情報などを座談会やアンケートとして紹介することで、ユーザー同士の体験の共有につなげている