今回は子供の低身長、成長障害、成長ホルモン療法の情報を発信するオウンドメディア「成長相談室」をご紹介します。

成長相談室は、世界でも有数の製薬会社であるファイザー株式会社が運営するオウンドメディアです。

「子供の低身長を考える」というテーマの下、専門家により監修された様々な情報が提供されています。ファイザーが前面に出てくるのは「成長ホルモンで治療中の方へ」というリンクの先になるので、自社製品への誘導というよりは、あくまでも低身長や成長障害、成長ホルモン療法の周知に真摯に取り組むことで、ユーザーの信頼を獲得し、自社のブランディングへつなげているのだと推測されます。

では、成長相談室ではユーザーの信頼を獲得するためにどのように情報を発信しているのか、2つの点に注目して見ていきたいと思います。

かわいらしいタッチのイラストを使用し、ユーザーの不安を軽減している

 まず、成長相談室のトップ画面で目を引くのが、かわいらしいタッチのイラストがふんだんに使われていることです。子供の病気に関するサイトということで、ユーザーが親子で閲覧する可能性を見込んで、できる限りわかりやすく不安にさせない作りになっています。
「低身長チェック」というコンテンツでは、子供の性別・生年月日・身長を入力するだけで、簡単に低身長かどうかを調べることができるようになっています。結果画面にもトップ画面と同じくかわいらしいタッチのイラストが使用されており、ユーザーが結果に対して深刻になりすぎないよう配慮されています。

親だけではなく、広く伝えようとするサイトのスタンスがユーザーの共感を呼ぶ


コンテンツは子供の成長、低身長かどうかの疑問、低身長を引き起こす病気、成長障害の治療の解説、と段階を踏んだ内容となっており、サイトを訪れたユーザーの不安に寄り添う作りとなっています。
また、このサイトで特徴的なのが、低身長に悩む親子に向けてだけでなく、それを支える「保健師」や「保育士」、「養護教諭」に向けたコンテンツが用意されていることです。実際に成長障害を患う子供とどう接していくべきなのか、丁寧に解説されています。一人で悩むのではなく、多くの人に知ってもらい、協力してもらうというこのサイトのスタンスが訪れたユーザーの共感を呼んでいるのでしょう。

まとめ

  • かわいらしいタッチのイラストをうまく活用することで、サイトを訪れたユーザーの不安を軽減することに一役買っている
  • 親だけではなく、保健師や保育士、養護教諭といった子供を取り囲む大人に向けて丁寧に情報を発信することが、ユーザーの共感を生んでいる