本日は多くの医師からとったアンケートを元に、正しい医療情報を発信しているオウンドメディア「イシコメ」について取り上げます。

イシコメ」はメドピア株式会社が運営するオウンドメディアです。メドピアは、医師間の情報共有を大目的とした会社で、医療不信が叫ばれていた2004年に設立されました。現在は10万人の医師が登録し、進歩するIT技術を医療にも取り入れるべく、ヘルステック(医療×IT)の領域でさまざまなサービスを模索しています。
そんなメドピアが2015年に公開したオウンドメディアがイシコメでした。イシコメとは「医師のコメント」の略で、さまざまな症例やヘルスケア領域のいわゆる俗説について、「医師のリアルな声」を医師会員間で共有し、またその情報を公開することでユーザーにもベネフィットを提供することを目指したサイトです。「医師のリアルな声」という、医療情報としては最も信頼できる情報を正確にわかりやすく伝えることに主眼が置かれたオウンドメディアとなります。

では、イシコメのコンテンツには、具体的にどんな特長があるのでしょうか。次の2つのポイントに注目したいと思います。

複数の専門分野の医師たちのアンケートに基づく総合診療


医師の診療サイトでは、病気の症状から診断や解説を加えるものが多数あります。ただ、医師にはそれぞれ専門とする分野があるため、あくまでもそのサイト内では、運営するクリニックの立場からの見解や解説となります。しかし、イシコメでは、複数の分野の医師たちがアンケートに答えているので、さまざまな角度で病気の診断や治療の可能性を探ることができます。しかも200~500人の医師によるアンケート結果が反映されているので、集計の数字からより正確な傾向を知ることができるのが特長的と言えます。
さらに、専門分野やアンケート回答に加え、各医師からの一言コメントも掲載されているので、症状が重篤かどうかの判断基準を知ることができたり、既往診断との比較がしやすくなっているので、総合診療によるセカンドオピニオンとしても利用することができます。

生活習慣からの病気の予防にもつながる役立つ情報が多数


もう一つ注目したいのは、このサイトのカテゴリーです。「お肌・美容の悩み」や「妊娠・出産・不妊の悩み」、「子ども・育児」など、多岐にわたる情報が発信されています。
中でも、「医療の現場」というカテゴリーでは、今や視力矯正では珍しくなくなったレーシック手術のメリット・デメリットや、日常生活に潜むアレルギーによるアナフィラキシー・ショックの危険性など、実生活に役立つ情報が様々な医師の視点から解説されています。
また、「薬と相性の悪い飲み物ってあるの? 医師500人に聞いてみました!」という記事では、一口に薬といっても様々な種類がありますが、特に避けたほうがよい組み合わせや薬の服用後のコーヒーを飲むタイミングなど、日常生活に即した視点での調査を行っているのも特長的だと言えます。
病気の症状を感じても、忙しい生活の中でなかなか病院へと足が向かない人も多くいます。実際に病院に行ったとしても、自身の症状を軽く考えてしまい、ちょっとした自覚症状について、医師にあえて相談しないことも起こりえます。
そのような時に今出ている症状がどんな病気と関係があるのか知っておくことは、もしもの時のために大いに役に立ちます。そうした情報を、信頼の置ける医師数百人による集合知から発信することが、多くのユーザーのベネフィットにつながるコンテンツになっていると言えるのです。

まとめ

  • 複数の専門分野の医師からアンケートを集めることにより、診断の幅が広がり、総合診療の視点からのセカンドオピニオンとして利用することができる
  • 病気の診断に偏らず、生活習慣からの病気の予防や医療にまつわる役立つ情報を発信することで、より多くのユーザーの流入に成功している