本日は腎臓病と透析治療についてのンテンツを発信するオウンドメディア「腎援隊」について取り上げます。

腎援隊ノバルティス ファーマ株式会社が運営している、慢性腎臓病と腎代替療法についての情報を発信するオウンドメディアです。
ノバルティス ファーマの本社にあたるノバルティスは、スイスに本拠を置く世界的な製薬会社です。日本法人としてノバルティスホールディングジャパン株式会社を設立し、その中核事業として医薬品事業を行っているのがノバルティス ファーマとなります。ノバルティス ファーマが腎援隊をどのように位置づけて運用しているか明らかではありませんが、腎臓病に関する薬品や治療について、自社の製品・サービスのPRなどは一切行っていないところを見ると、おそらく自社のブランディングを主な目的としているのではないかと推測できます。
腎援隊は、「慢性腎臓病の患者を応援します」というキャッチコピーがあり、またプレスリリースで「慢性腎臓病患者さんとそのご家族を対象にした慢性腎臓病(以下、CKD)情報サイト」と銘打っているように、慢性腎臓病を中心にしたさまざまな情報を扱ったサイトです(ちなみに腎援隊の名称は、坂本龍馬が組織した海援隊をもじっていると思われ、メインキャラクターは着物を着た青年で、ロゴのマークは帆船をあしらっています)。
慢性腎臓病は、ひとたびかかってしまうと徐々に腎臓の機能が低下していき、回復させることができなくなる病気です。そして、いずれ腎不全という状態になって透析や腎臓移植などの治療が必要になります。しかし、生活を改善して腎臓をいたわることで、病気の進行を遅らせることができるのです。そのため、慢性腎臓病の患者さんは、病気についての知識に加え、自分の状態を知るための検査結果を理解する知識や、自分の体にとってどんな生活が好ましいかを知ることで治療に役立てることができます。

では、腎援隊のコンテンツには、具体的にどんな特長があるのでしょうか。
次の2つのポイントに注目したいと思います。

アニメーションを使うなど、とにかく分かりやすさにこだわったコンテンツ

腎援隊のコンテンツで特筆すべきは、アニメーションです。サイトのキャラクターである「じんくん」が、医師のキャラクターなどにさまざまな質問をして、その回答により知識を深めていくという内容です。ユーザーは「じんくん」に自分を重ねて、慢性腎臓病やその治療法にまつわる知識を学ぶことができます。
実は、これらの内容は別のカテゴリーである「よくわかる慢性腎臓病」にも書かれていることがほとんどです。しかし、アニメーションになることでまったく違うコンテンツとして視聴することができるので、すでに記事を読んでいる方は復習のために、まだ記事を読んでいない、読んでも難しくて分からないという方は、アニメーションで学ぶことがでます。このように、腎援隊では、とにかく分かりやすさ、あるいはユーザーにとっての学びやすさ、にこだわってコンテンツを制作していることが見て取れます。

専門家のコラムや患者さんのインタビューなど、関係者の生の声にこだわっている

腎援隊では、医師や薬剤師のコラム、患者さんへのインタビューなど、関係者の生の声を届けるコンテンツが充実している印象があります。また、「動画体験シリーズ」では、実際に医師が登場して、どんな治療を選択すべきかの知識を教えてくれます。このように、ライターが調べて記事を書く形式ではなく、いかに関係者の声をユーザーに届けるか、ということに腐心したコンテンツ作りが特徴的と言えます。
慢性腎臓病は、発症原因や個人の体質によって、かなり個人差のある病気です。そのため、基礎的な知識だけでは、患者さんにとって十分に有益な情報にはならない可能性もあります。腎援隊ではそのことを踏まえて、なるべくさまざまな関係者の生の声を届けることによって、多くのユーザーが参考することができる情報サイトして、役立つものとなるように制作されていると考えられます。

まとめ

  • アニメーションコンテンツなどで分かりやすさにこだわったコンテンツでユーザーに知識を届けている
  • 基礎知識だけでなく関係者の生の声を届けることでユーザーにとって本当に有益な情報を届けようとしている