本日は成功している医療系オウンドメディアとして知られる「歯のブログ」について取り上げます。

歯のブログ」は神奈川県東戸塚にあるおかざき歯科クリニックが運営する、ブログ形式のオウンドメディアです。
2014年の4月から本格運用を始め、初月から20万PVを達成。その後も成長を続けて2016年には月間500万PVにまで至ったモンスターサイトとして知られています。
歯のブログ」の大きな特長は、運営するおかざき歯科クリニックの院長が自ら執筆している点です。ブログなのだから当然といえば当然かもしれませんが、とても診療の片手間に執筆するレベルのクオリティではなく、とことんまで質の高いコンテンツにするために、情報の質や文字量など、一つひとつの記事でこだわりぬいた内容になっています。

多くのユーザーの集客に役立っている歯のブログのコンテンツには、どんな特長があるのでしょうか。
以下の3点に注目したいと思います。

ユーザーニーズを最優先したコンテンツ作り

医療系のオウンドメディアは、病気を体系的に紹介するサイトタイプが多いのですが、「歯のブログ」はその名の通り、扱うテーマに規則性はなく日記のようにコンスタントに公開される形式をとっています。
テーマの決定は検索キーワードで決められています。
ビッグキーワードで上位表示されるのを狙ってコンテンツを作り、コンスタントに公開を続けてGoogleの評価を高めていくという、SEOの教科書のような運営をしているのです。しかし歯のブログが本当にすごいのは、歯科医師の長年の経験と知識で、検索ユーザーのニーズにマッチしたコンテンツを自由自在に制作しているというところです。

見本画像にある「歯が痛い時にすぐに歯の痛みを減らす秘訣と絶対してはいけない3の事」では、次のような目次になっています。

「歯 痛い」で検索したユーザーに対し、まず応急処置の方法を知らせ、次にやってはいけないことを知らせます。その後、歯が痛くなるあらゆる原因や可能性について言及し、その中で対処法についても簡潔に説明しています。
ユーザーがどんな気持ちで検索をし、何を一番に知りたいのかというニーズを最優先し、苦労をいとわず最後まで書き切っているのです。
このページを訪れたユーザーの多くは、知りたい情報をすぐに得ることができ、高い満足度で記事を読んだであろうことが想像できます。

専門家にしかわからない、高いクオリティの医療情報を惜しげもなく発信


画像の記事「歯の根の先に膿が溜まる歯根嚢胞/8つの症状と治療法」は、あまり耳慣れない病気を扱っているのですが、とても細かく症状や治療法について説明しています。
歯根嚢胞というキーワードで流入してきたユーザーは、どんな病気なのか、そしてどんな治療をするのか不安になって調べてきているという仮説で、そのニーズに従って記事を書いたと思われます。
わかりやすくする努力はありつつも、専門用語が大量に出てくる内容となっているのですが、検索ユーザーはその情報をこそ求めて検索したのです。そして、そのニーズに応えるために、専門的な医療情報を惜しげもなく開示しているコンテンツとなっているのです。

実際の治療写真が豊富に使われ、ユーザー満足度を高める


歯の治療は、病気の治療だけでなく矯正治療も大きな比重を占めています。そのため、見た目の変化というのはとても重要な歯科クリニックの価値になります。
歯のブログ」では、治療写真を大量に掲載しています。単なるビフォーアフターではなく、治療前の状態が、治療を経て、最終的にどんな結果になるのか。またどんな医療器具を使って治療するのかなど、ユーザーのニーズに応えるために可能な限り治療経過を可視化しているのです。
写真はおかざきクリニックで撮影されたものが使われていると考えられます。オリジナル写真を使うことによって、Googleが評価するサイトの価値を高める効果もあり、唯一無二の歯科医サイトとして君臨するのに、大きく貢献した要素と言えるでしょう。

まとめ

  • 検索キーワードのユーザーニーズを最優先したコンテンツ作りをしている
  • 専門家にしかわからない情報を惜しげもなく発信したハイクオリティのコンテンツになっている
  • オリジナルの写真を大量に掲載することで、ユーザー満足度を高めるとともに、Googleが評価するサイトの価値も高めている