本日はわずか1年半で累計800万訪問を達成したオウンドメディア「BBQ GO」について取り上げます。

BBQ GO」は、誰もが知っている食品加工メーカーである、日本ハム株式会社が運営しています。
日本ハムは、コーポレートサイトでの情報発信では、なかなかユーザーに興味を持ってもらえないという課題を抱えていました。そこで、マーケティングやブランディングのために必要な施策としてコーポレートサイトを盛り上げるのではなく、よりユーザーに近い場所でのコミュニケーションをしていくために、オウンドメディアに目を付けます。
そして、徹底した調査の結果、バーベキューに特化した専門サイト「BBQ GO」を制作し、わずか1年半で累計800万訪問を達成するという快挙を成し遂げました。サイト内で自社商品を使ったハウツー情報を発信することで、認知向上に大きく貢献するサイトとなっています。

では、日本ハムはオウンドメディアを制作するうえで、どういった調査をしたのでしょうか。
また、実際のコンテンツにはどんな特長があるのでしょうか。
以下の3点に注目したいと思います。

絶対に勝てるテーマに絞り込んだ


BBQ GO」は、本当にバーベキューの情報ばかりが掲載されているサイトです。
しかし、日本ハムは最初からこのようなサイトを思い描いて、オウンドメディア制作を始めたのではありません。まずは自社の強みを活かせる分野のなかで、どの分野なら勝てるかを徹底的に調査しました。可能性としてすぐに思いつくのは、レシピ、食材、グルメなどを扱ったサイトですが、これらはすでに競合がひしめいており、新規参入しても成果に結びつけるのは厳しいと判断しました。
そこで目を付けたのがバーベキューでした。検索ボリュームは年間1500万回とかなり多いのに、めぼしい競合サイトはまだ育っていませんでした。バーベキューであれば、自社商品を絡めたコンテンツも発信しやすいですし、全国のバーベキュー場とも提携していけば、新たなビジネスへの発展も期待できます。
ここまでリサーチをしたうえで、「国内最大級のバーベキュー情報サイト」をうたい、「BBQ GO」をスタートしたのです。勝てる分野で勝つ、あらゆるビジネスに通じる鉄則はオウンドメディアでも同様であることを考えさせられます。

見出しは楽しくなるような呼びかけが多用されている


見出しは、事故などの注意点を扱ったものであっても、「楽しもう!」や「衛生的なバーベキューにしよう!」といったポジティブな呼びかけを多用しています。ユーザー目線で、レジャーを楽しみたい感情に配慮した表現を徹底していることは、「BBQ GO」が人気サイトとなった大きな理由のひとつと言えるでしょう。

気の利いた情報を写真とともに発信している


画像のコンテンツのタイトルは「<バーベキューの差し入れ>人気の定番ランキング![2017]」というものです。
1位に選ばれたのは菓子・スイーツですが、そこに入れる画像に「スモア」という、あまり聞きなれないけれど美味しそうな見た目のスイーツを使っています。
スイーツ特集のコンテンツではないにもかかわらず、ユーザーにおすすめしたいという気持ちが伝わるような、またこれを知ったユーザーがおすすめしたくなるような、気の利いたグルメ情報を発信しているところは、少しでもコンテンツの質を高めようとする制作者の意識の高さが伝わってきます。

まとめ

  • 徹底した調査で絶対に勝てるテーマに絞り込んだうえで制作を開始している。
  • レジャーを楽しみたいユーザー目線を大切にした呼びかけを、見出しに多用している。
  • 少しでもコンテンツの質を多高めようと、気の利いた情報を写真とともに発信している。