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2017年12月21日

ソーシャルリスニングで実現できる4つのこと

「普及率7割!日本国内のSNS事情」で解説した通り、SNSの普及により、SNS上の口コミ情報の価値が高まってきています。

そうした状況の中、企業がSNSマーケティングを行う上で重要となってくるのが、”ソーシャルリスニング”です。今回はソーシャルリスニングとは何か、またソーシャルリスニングで何が実現できるのかをご紹介します。

そもそもソーシャルリスニングとは?

ソーシャルリスニングとは、Facebook、Twitter、Instagramなどをはじめとしたソーシャルメディアや、NAVERや2ちゃんねる、FC2などのブログメディア上で世の人々が日常的につぶやいている会話や発信している情報を収集した上で内容の調査と分析を行い、マーケティング上の市場調査や、自社で行なったプロモーション施策の効果を測定したり、ブランド認知の調査に活用したりするマーケティング手法です。

ソーシャルリスニングで実現できること

ソーシャルリスニングでは、どのようなことができるのでしょうか。
4つに分けてご紹介します。

① 市場調査

これまでの市場調査は、リアル・ネット両面でのアンケート調査や対面式のインタビュー、座談会などの手法が中心でしたが、回答者のアンケート回答への真剣度合いがまちまちであったり、体裁を気にして正直な回答をすることがなかったりと、調査結果の質は安定しませんでした。
一方ソーシャルメディアでは、ユーザーは本音の情報を発信するようになり、商品やサービス、キャンペーンに対する評価や不満などのリアルな反応を収集することができるようになりました。収集したデータを自社の商品やサービスの改善に生かすことができるのが、ソーシャルリスニングの有用性のひとつです。

② ブランド評価

自社や他社のブランド認知度や浸透性をソーシャルメディア上のユーザーのつぶやきから推し量ることもできます。自社や他社の商品・サービスのどのような点に消費者は惹かれているのか、どのようなポイントに価値を感じているのか、消費者の視点からブランドのアセスメント(評価)を行うことができるようになるのです。

③ 広告の反響測定

ユーザーの生(なま)の声を収集し、自社や他社の行った広告施策やキャンペーンの効果がどの程度であったのかを測定することができます。後ほどご紹介するソーシャルリスニングツールにより、ソーシャルメディア上の情報を可視化することができるようになり、効果測定が容易になってきています。

④インフルエンサーの発掘

ソーシャルメディア上でフォロワーやファンを多く持ち、拡散力の強いインフルエンサーを発掘することができます。発掘したインフルエンサーとのタイアップなど新たなPR施策の実行につながります。

ソーシャルリスニングの流れ

最後に、ソーシャルリスニングの運用の流れをご紹介します。

① 目標設定

ソーシャルリスニングを通じて何を知りたいのか、何の判断基準として利用するのかを設定します。

② 情報収集設計

設定した目標に対して適切なツールを選定した上でテストデータを収集し、どのような頻度でデータを収集するのかといった収集プランを設計します。

③ データ収集

設計した収集プランに基づき、SNSやブログなどのソーシャルデータの収集を行います。

④ 一次解析

ツールを活用して、収集したソーシャルデータの定量分析や自然言語解析などを行います。

⑤ 二次解析

必要に応じて目視での定性分析を行います。

⑥ レポーティング

解析の結果に対して総括を加え、最終的なレポーティングを作成。その結果を踏まえて次の目標設定を行います。

ソーシャルリスニングを円滑化するITツール

最後に、分析や投稿の管理にも可能な、SNSマーケティングに役立つソーシャルリスニングのツールを以下に3つ紹介します。


  • Social Insight

http://social.userlocal.jp/

SNS上のクチコミ分析や自社と競合他社のアカウント比較など、ソーシャルリスニングツールとしての一般的な機能を搭載しており、複数のソーシャルアカウントを管理することができる機能も実装されています。
登録した複数 SNSアカウントのつぶやき投稿、リプライの確認ができ、SNS管理者として自社のソーシャルメディア運用ツールを統一管理したい際に便利です。
ブログ投稿に関しては検知できず、 Twitterもツイートを全データ取得できるわけではないため、他社ツールにやや劣る部分もありますが、管理上の有用性はあるかと思います。


  • BoomResearch

http://boomresearch.tribalmedia.co.jp/

ブログ、Twitter、Facebook、Q&Aサイトなど幅広いメディアでの口コミ収集が可能です。リアルタイムはもちろん、2~3年前のクチコミデータも収集・分析が可能です。オプションでWebニュースでの露出回数やWebでの検索回数、テレビ番組での露出回数の分析も可能になります。


  • SOCIALBEARING

https://socialbearing.com/

無料で利用できるリアルタイムツイッター検索。過去7日間以内のつぶやきについて、キーワード検索ができます。抽出結果は「ツイート」「リツイート」「リンク」「画像」などデータの種類ごとに分類して閲覧でき、インフルエンサーも確認できます。

以上、昨今注目を集める「ソーシャルリスニング」について解説しました。
今や口コミは、消費者の行動を決定する重要な要因となっています。
ソーシャルリスニングの重要性は、ますます高まるでしょう。

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