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2017年12月15日

今さら聞けない「マストドン」の基礎知識

近年、次々に新たなSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が登場しています。
Facebook,Twitter, Instagramといった人気サービスもあれば、日の目を見ることなく終了してしまったサービスもあります。
そんな中、2017年4月に登場したSNSが大きく注目を集めました。それは、マストドン(Mastodon)と呼ばれるミニブログサービスです。
なぜマストドンは注目を集めたのでしょうか。
そのサービス内容と、既存のサービスとの違いを紹介します。

マストドンとは

マストドンとは、ドイツ在住のオイゲン・ロッコ氏によって開発され、2016年10月にリリースされたばかりの新しいサービスです。
マストドンの名前は、ロッコ氏が好きなプログレッシブ・ロック「Mastodon」から取ったそうです。
ちなみにマストドンとは、約4000万年前から1万1000年前まで生存していたゾウ類の生物のことです。

マストドンが注目される理由

マストドンの特徴は、TwitterやTumblrのようなミニブログ型SNSであることに加え,どこか一箇所に集中したサーバーをもたない「分散型」であることです。
マストドンを構築するためのソフトがオープンソースで公開されており、知識さえあれば誰でもマストドンサーバーを立てることができます。つまり、FacebookやTwitterなどの一企業集約型サーバーとは異なり、誰でもマストドンのサーバーを運用することができるということです。

サーバーが分散されているので、あるサーバーがサービスを終了しても、他のサーバーは継続してサービスを提供することできます。ゆえにマストドンは、“絶滅しないSNS”とも呼ばれているのです。
ちなみにマストドンでは、サーバーのことを“インスタンス”と呼びます。

マストドンとTwitterの違い

Twitterは集約型サーバーであるため、アカウントを1つ作成すればTwitter上に存在するどのアカウントにもつながることができます。対してマストドンは分散型であるため、インスタンス(=サーバー)ごとにアカントを作成しなければなりません。Twitterが複数あるようなイメージです。

マストドンとTwitterとでは、投稿できる文字数も異なります。
Twitterは140文字までの文字数制限がありますが、マストドンは500文字まで投稿できます。
Twitterでは投稿することを「ツイート」といいますが、マストドンでは「トゥート」といいます。
マストドンには、「CW」という機能があります。「CW」とは、「Contents Warning(コンテンツワーニング)」の略で、内容に注意してほしいトゥートをする際に使います。
トゥートする際にCWボタンを押して「ここに警告を書いてください」と書かれている欄に警告文を書くことで,トゥートの一部を伏せることができます。そして、「もっと見る」ボタンでトゥートを表示させることができます。

例えば、映画の感想を書く場合。
Twitterであれば、その映画をまだ見ていないフォロワーに対する配慮が必要でしょう。その点、マストドンではCW機能を使うことで、映画の感想を心置きなくトゥートできるようになります。
ただし、この警告部分を記入せずに投稿すると伏せ字にならない仕様になっているので注意してください。

また、「NSFW」という画像に適用できる機能もあります。これを設定すれば、クリックするまで画像が表示されることはありません。画像は、合計4MBを上限とした画像を4枚,あるいはMPEG4・WebP形式の動画を添付することが可能です。

ローカルタイムラインと連合タイムライン

マストドンは分散型SNSであるので「ローカルタイムライン」と「連合タイムライン」という概念があります。

ローカルタイムラインは、ユーザーの属しているインスタンスのトゥートのみが流れているタイムラインです。
それに対して連合タイムラインは、ユーザーが属しているインスタンスだけではなく,そのインスタンスが連合関係にあるインスタンスのトゥートも流れてきます。
では、他のインスタンスのユーザーをフォローするにはどうすればいいのでしょうか。
仮に連合タイムライン上でフォローしたいユーザーを見つけたら、プロフィールページを開き、「+」アイコンを使って自分のインスタンスのユーザーと同じ方法でフォローできます。

マストドンを始めてみよう

それでは、マストドンを始めてみましょう。
マストドンを始めるには、所属するインスタンスを決める必要があります。
所属するインスタンスを決めたら、そのインスタンスのサインアップ画面にアクセスし、ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力して登録します。
画面はmstdn.jpの画面です。

代表的なマストドンインスタンス

登録にあたり、代表的なインスタンスをご紹介しておきましょう。

・ユーザー数が多いインスタンス
mstdn.jp
pawoo.net (pixiv公式)
friends.nico(niconico/ドワンゴ公式)

・地域・人名
don.chakuriki.net(ご当地)
mastodon.yokohama(横浜)
mstdn.osaka(大阪)

・スポーツ
yooidon.jp (ランニング/陸上競技系)
yakyudon.net (野球ドン・野球)
soccerdon.net (サッカー選手/ファン)
【参照】日本のマストドン インスタンス一覧
https://qiita.com/cv_k/items/8ecafea3ce7dd720cec6#%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E4%BA%BA%
E5%90%8D


・インスタンス検索サイト
http://mastodonsearch.jp/

最後に

マストドンは分散型であるため、インスタンス同士を「国」や「街」として表現されることがあるようです。
渋谷には渋谷の雰囲気があり、秋葉原には秋葉原の雰囲気があるように、インスタンスによって異なる雰囲気が存在するためにこう例えられています。
Twitterでは、フォロワー数の多さが一つの鍵を握っていますが、マストドンは“閲覧していて楽しいタイムライン”が重要となります。
インスタンスによって異なる雰囲気を感じながら楽しんでみてください。

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