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2017年7月31日

Webサイト解析と改善に役立つ Googleアナリティクス「アドバンスセグメント」入門

Webマーケティングにおいてよりよい結果を導き出していくためには、過去の数値を分析
し、改善につながる施策を打ち出していく必要があります。
その分析のために、多くの企業に支持されている解析ツールがGoogleアナリティクスです。

しかし、「ツールを導入したものの、数字の羅列を前にして、何から着手していいのもの
か分からない」という声をよく耳にします。
今回は、Googleアナリティクスを使った解析に必要な、「アドバンスセグメント」につい
てご説明します。

解析における「セグメント」の重要性

Webに限らず調査データを分析する上で、「セグメント」は重要な視点となります。「セグメント」とは「全体をいくつかに分割したうちの1つ」を意味します。調査データを見る場合、全体や平均だけに視点を合わせるだけでは問題の本質を気づくことはできません。

例えば、ある商品Aについての印象調査結果があったとします。

設問「商品Aに対してどのような印象をもっていますか」

 

(結果)
「好き」40%
「嫌い」20%
「どちらでもない」40%

 

これだけでは、「比較的好ましく思われているようだ」といった結論しか導き出せません。これが、以下のようなデータであればどうでしょうか。

 

設問「商品Aに対してどのような印象をもっていますか」

 

(結果)
●男性
「好き」50%
「嫌い」10%
「どちらでもない」40%

 

●女性
「好き」20%
「嫌い」50%
「どちらでもない」30%

このように「分割された」データであれば、「女性向けの訴求について検討していかなけ
ればならない」「なぜ女性からの支持が得られないのか調査しよう」というアクションが
導き出せます。

単純な男女だけでなく、年齢などのセグメントがあれば、さらに具体的なアクションが見
えてきます。

数値を「結果」として確認するだけではなく、その結果に対して「どんな施策が必要なの
か」を導き出すことが解析であり、そのためにセグメントが重要な役割を果たすのです。

 

Googleアナリティクス アドバンスセグメント機能とは

Googleアナリティクスは、上場企業から個人ブロガーまで、幅広いユーザーに支持されているアクセス解析ツールの“定番”です。より成果に結びつく解析を実現するため、Googleアナリティクスには「アドバンスセグメント機能」が実装されています。
アドバンスセグメントは、サイトの強みや弱みを発見するためのヒントを与えてくれます。

 

例えば、サイト全体の直帰率(1ページだけ見て離脱する割合)が65%だとしましょう。
この情報だけでは、集客をどのように改善すればいいのかわかりません。
しかし、直帰率を「自然検索」と「リスティング」のセグメントで分けて見たときに、そ
れぞれの数値が35%と83%だとします。この結果を見ると、集客で改善すべきはリスティングだということがわかります。

 

アドバンスセグメントは、Webサイトの課題と改善ポイントの発見のために利用されるも
のだということがおわかりいただけたと思います。

 

デフォルトで実装されているセグメント

Googleアナリティクスには、デフォルトで下記22のセグメントが用意されています。
皆さんの中にも、セグメント機能は知っているけど、どのように活用すればいいのかがわ
からないという方もいるのではないでしょうか。
まずは、デフォルトでどのようなセグメントが可能かを確認しましょう。

【全体・デバイス】
すべてのユーザー
タブレット トラフィック
タブレットと PC のトラフィック
モバイル トラフィック
モバイルとタブレットのトラフィック

【流入元】

ノーリファラー
検索トラフィック
参照トラフィック
自然検索トラフィック
有料のトラフィック

【訪問の種類】
新規ユーザー
リピーター
シングル セッション ユーザー
マルチ セッション ユーザー
直帰セッション
直帰以外のセッション
サイト内検索を実行したユーザー

【コンバージョンと購入】
コンバージョンが達成されたセッション
コンバージョンに至ったユーザー
コンバージョンに至らなかったユーザー
トランザクションの発生したセッション
購入したユーザー

全体で10万PVあるページでも、新規ユーザー:リピーターが1:1と1:4では、まったく違う
情報がそこにあるといえます。

上記デフォルトだけでなく、「PCのみ」「東京以外」や、より細かな分割をしたものまで
、解析に必要なセグメントを独自に追加する「カスタムセグメントの活用」で、より高い
精度での解析が可能となります。

 

セグメントを自分で設定する

自分で条件を指定したセグメントの設定方法について説明します。

例)「PCのみ」のセグメントを作る
1 レポートを表示し、「+セグメント」をクリック

2 「+新しいセグメント」をクリック


3 詳細登録

・セグメントの名前を入力 「PC のみ」
・「条件」をクリック
・デバイスカテゴリを選択 (テキストボックスに「デバイス」と入力すると表示されます。)
・完全一致を選択
・desktopと入力 (表示されるサジェストを選択しても同じです)

4 「保存」

 

上記は「条件」の設定でしたが、その他「属性」「行動」「トラフィック」など、様々な
セグメントの仕方が存在します。

 

セグメント事例

たとえば、以下のようなセグメントをすると、Webサイト分析と改善施策立案に役立つでしょう。

・3ページ以上の閲覧
広告の誤クリックや意図のずれた検索流入ユーザーを除いた、ある程度関心の高いユーザーに限定した数値を確認することができます。

 

・入口がトップページ かつ 新規
初めてサイトに訪れた人の、最初のページがトップページであった状態をセグメントします。新規の人にとってトップページがどれほど使いやすいかについて、訪問回数と直帰率を見て確認することができます。

・ソーシャルメディアからの流入
ソーシャルメディアからの流入だけで絞り込みを行うセグメントです。属性の把握のほか、売り上げ・成果に繋がっているかを確認し、ソーシャルメディアの運用にどの程度力を入れていくのか判断する材料として生かすことができます。

 

・お問い合わせフォーム閲覧ユーザー
お問い合わせフォームページを閲覧したユーザーのみをセグメントし、独自の傾向がないかを確認する場合に便利です。

 

・ランディングページがTOPページのユーザー、セッション
商品ページやコラムページが多数ある場合など、TOPページ以外からの流入が多い場合、ユーザー動向を比較するときに便利です。

 

最後に

実際に登録画面まで見てみると、設定そのものはシンプルであることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

セグメントを選択すると、さまざまな傾向を簡単に比較することができるため、セグメントせずにアナリティクスを見ているだけでは得られなかった気づきが生まれます。

改善ポイントを見つけ出したその次は、具体的な施策実行へと繋げていきましょう。

 

 

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